東京都をはじめ、自治体による卵子凍結への助成金支給の動きが広がっています。

ここでは、大阪府池田市が発表した助成金の支給について詳しくご紹介します。

池田市の卵子凍結助成金とは

将来の妊娠や出産に備えるための卵子（未受精卵子）凍結に係る費用を助成する取り組みです。

対象者

• 採卵日時点で18～39歳
• 採卵日、申請日ともに池田市に住民登録がある
• 未受精卵子の凍結保存または保存継続に係る一連の処置が終了している
• 申請日時点で市に納付すべき税の滞納がない
• 他の法令等の規定により、医療給付や費用助成を受けていない

※不妊症の診断を受けており、不妊治療を目的とした採卵・卵子凍結を行う方は対象外

対象となる医療行為と助成額

令和6年4月1日以降に日本産婦人科学会に生殖補助医療実施登録施設として登録されている日本国内の医療機関で実施された未受精卵子の凍結に係る費用のうち、以下のものとなります。

• 凍結保存費用
  • 上限20万円（1人1回限り） 採卵準備のための投薬、採卵、卵子凍結（1年間の凍結保存の維持を含む）
• 保存継続費用
  • 継続1年ごとにつき2万円（5回まで） 池田市の卵子凍結保存費用の助成を受けた方

申請期限

• 卵子凍結保存費用は、卵子凍結をした日から6か月以内（ただし、令和6年4月1日から令和6年7月31日までに採卵を実施した方は、令和7年1月31日まで申請可能）
• 保存継続費用は、保存継続した日から3か月以内

申請方法

卵子凍結終了後、申請書類に必要事項を記入して提出します。初回の申請は、電話予約（池田市 子ども・健康部 子ども未来課：072-754-6034）をしたのち提出書類を持参する必要があります。

提出書類

• 池田市卵子凍結費用助成事業申請書（PDFファイル:297.5KB）
• 池田市卵子凍結費用助成事業に係る証明書（PDFファイル:284.8KB）
• 領収書の写し
• 上記領収書に対応する診療明細書等の写し
• 振込口座が分かるもの（通帳等の写し）
• 身分証明書の写し

まとめ

ここでは、大阪府池田市の卵子凍結助成金についてお伝えしました。

今すぐの妊娠を望まない働く女性のために「卵子凍結」という選択肢がより身近なものになるよう、自治体の助成金制度のさらなる拡大が期待されています。

池田市の卵子凍結費用助成に関する詳しい情報は、市ホームページをご覧ください。

池田市HP https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/kodomo/k-mirai/18196.html