あまり意識しないかもしれませんが、実はとても大切なポイントです。ここでは、卵子凍結における保管場所の重要性と輸送のリスクについてお話しします。
凍結した卵子は、「医療機関」または「専用の保管施設」で保管されます。
卵子の保管にはリスクも伴うため、普段の管理体制がしっかりされているかというのは最も注意すべきポイントとも言えます。
また、専用の保管施設を利用する場合は、「運営会社」と「保管会社」が異なることもあり、その場合は以下のポイントに示した自然災害や停電などのリスクが、「保管会社」で起こりえる可能性もあるので気をつけましょう。
POINT
①自然災害への対応が想定されているか ②停電時に、凍結保管に必要な設備の稼働が保てるように予備電源の準備があるか ③セキュリティが強固で、保管に関係する人物以外の出入りが制御できているか ④取り違えなどが起きないように、管理されているか |
卵子凍結を行う予定の医療機関とよく相談して、保管先が信用できるかを判断しましょう。
保管時と同様に輸送の際にも、預けていた卵子の紛失や消失のリスクが考えられます。特に輸送体制で注意すべきポイントは以下です。
POINT
①医療機関と専用の保管施設の間で、安全に輸送できるか ②元々保管していた医療機関から別の医療機関に移動する時も安全に輸送できるか |
医療機関と専用の保管施設が利用している輸送サービスが、医療輸送(細胞管理など)を行う専門業者であるか等、事前に確認しましょう。
凍結した卵子を保管する場所は「医療機関」と「専用の保管施設」があります。
卵子の保管や輸送には様々なリスクがありますが、そのリスクにしっかりと対策を講じているかがとても重要ということですね。
医療機関を選ぶときは、大切な卵子を預けるための保管場所と輸送についても注意しましょう。