あなたは自分の卵子の変化について意識していますか?
ここでは、年齢にともなう卵子の「数の変化」について理解を深めていきましょう。
女性の卵子は胎生期に一度作られて以降、増えることはありません。
Baker TG(1972) Gametogenesis, Acta Endocrinol Sullpl 166;18-42を基に厚労省で一部改変
卵子は胎生期におよそ700万個存在しているとされていて、その後減少し、出生時には約200万個になります。誕生後も数は減り続け、思春期には20〜30万個になり、閉経時にはゼロに近づきます。
卵子は月経周期ごとに数百〜数千個が減少すると言われていて、1日あたり数十個も減り続けていることになるのです。
そして年齢と共にどんどん減少していき、一般的に35歳の頃には胎生期からあった卵子の1%にも満たない5万個ほどしか残っていないと言われています。
このように、卵子の数は時が経つにつれてどんどん減少していくことが分かります。
年を重ねることを止めることはできませんが、いつか子どもが欲しいと考えている人は、自分の卵子の数の変化に意識を向けて、将来の出産計画を立てる必要があります。