卵子凍結を検討している人の中には、凍結した卵子で将来本当に妊娠することができるの?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、実際に卵子凍結をした場合の妊娠率や出生率のデータをもとに、理解を深めていきましょう。
卵子凍結の成績は、年齢や個々の条件により異なりますが、以下5つの指標で示されています。
卵子を採取できる確率を指します。
凍結保管していた卵子が次の体外受精の工程まで進める確率を指します。
体外受精を行った際に、受精が成立する確率を指します。
体外受精が成立したのち、着床できる確率を指します。
結果的に、卵子1個あたりで赤ちゃんを授かることができる確率を指します。
※これらの指標は卵子凍結を実施した時の年齢により異なる場合がありますので、個人差があるということを理解しておきましょう。
卵子凍結をしてから妊娠に至るまでの道のりは長く、凍結した卵子が全て利用できるわけではないということが分かりました。
残念な現実ではありますが、卵子凍結をすれば必ず妊娠できるわけではないということは心に留めておく必要があるでしょう。
しかし、加齢によって卵子の質が低下すると妊娠できる可能性が低くなってしまうのも事実です。
卵子凍結は「今じゃないけどいつか子どもが欲しい」と考える女性にとっての一つの選択肢として、注目されているのです。