凍結卵子を用いて妊娠した場合、新鮮胚移植と比較して、生まれてくる子どもへの有意な先天性の異常は認められないことが報告されています。(*)
しかし、出産時の母体の年齢が高くなることで、高齢出産によるリスクや染色体異常が起こる可能性も高まるとされているので、凍結卵子を使用する年齢には注意が必要です。
上記のリスクをできるだけ避けるために、計画的な妊娠・出産計画を立てるようにしましょう。
参考文献
*河村和弘、杉下陽堂、鈴木直. 未受精卵子凍結保存の現状. 臨婦産Vol.68 No.8. 2014. p.812-816.